私、タピ岡は18年の間に2回の転職を経験し、3つの会社を渡り歩いてきました。
2つ目の職は地方公務員だったこともあり異動が多く、そこだけで6つの職場、9人の上司のもとで仕事をしました。
他の2つの会社と合わせ、11人もの直属の上司と仕事をしてきたので、勤務年数に比して多くの上司と仕事を共にし、また、職場における多様な人間関係を目にしてきたかと思います。
「こんな上司になりたい!」
そんな憧れをいだくような人がいた一方で
「ここは真似してはいけないぞ!」
と、自分を律するきっかけを与えてくれる人がいたり…
十人十色、様々な上司との思い出がありますが、その多くは
共に同じ目標に向かって、苦労や喜びを分かち合った良き思い出として心に残っています。
しかし、そんな中で、どんなに美化しようとも良い思い出にはならない上司というのが3人いました。
そう、3人のパワハラ上司が…
彼らは共通して、非常に優秀な社員でした。
上から目線みたいですが、部下の私から見て
「『仕事ができる人』というのは、こういう人のことのことなんだなぁ。」
と、心から思っていました。
しかし「天は二物を与えず」という言葉に漏れず
その反面で
とっても大切な部分がゴッソリと欠落している人たち
でもありました。
その欠落のために、これまでの間、私をはじめ多くの人が心を痛め、悩み苦しんできました。
早いもので、最初のパワハラから数えると18年が経とうとしています。
このブログの立ち上げに際して
久しぶりにパワハラ上司の3人に思いを馳せてみました。
しかし、やはりダメでした。
彼らとの思い出は、どれだけ時間をかけて思い返そうとしても
良い思い出というのが見当たりませんでした。
出てくるのは、彼らがキレた時の表情、言い放った酷い言葉、冷たい態度…
そんなことばかり。
覚えていたくもないようなことなのに、掘れば掘るだけ、簡単にいくらでも出てくるんです。
人が持つ「過去の思い出を美化しようとする性質」に頼ろうとしても、うまくいかず
かと言って「嫌なことを記憶から消そうとする性質」にもあやかれない
そんなパワハラ上司たちとの思い出は
終末処分場に運ばれる「ゴミ処理場で燃え残った灰」
のようです。
ですので、燃えカスが残ってしまうのは、どうにも仕方のない事だと諦めて、その燃えカスを埋め立てて有効活用させていただくことにしました。
最後に、親愛なる3人のパワハラ上司たちに、この場を借りてメッセージを送りたいと思います。
「大変ご無沙汰しております。
私は、あなたたちのおかげで、
あなたたちのような
『頑張っている人の心を、軽々しく土足で踏みにじるような最低の人間』
にはなるまいと、あなたたちの所業を他山の石として、正しく生きる事ができています。
また、私は
あなたたちから受け取った苦しみの深さの分だけ、他の誰かの深い苦しみを分かち合うことができるようになりました。
その意味において、感謝しております。
私は幸運にも、精神が崩壊してしまう前にあなたたちと距離を取る事ができました。
しかし、私のように、上手い具合に距離を取る事ができない部下もいることと思います。
あなたたちが当然のように取っている言動は、
最悪のケースで、人を死に至らしめる可能性もある恐ろしい行為なのだと
1日も早くお気づきになり、部下の思いに寄り添えるような素敵な上司になれるよう心から願っております。
追伸 いまだに、あなたたちの悪意に満ちた醜い表情を思い出すと、吐き気を催してしまうことをどうかお許しください。」